チチガ、治療します。
↓治療を決意したきっかけはこの記事にあります↓
迎えた当日、ビビりまくって旦那についてきてもらうことにしました。
正直ハチャメチャに怖かった。だって胸に針刺されんだよ。皮膚のうっすいところに。
赤裸々に全部つづると決めたので白状しますが、当日は無駄にオシャレしました。
「今日の私は世界一いい女だから何でも耐えられる」と、今考えるとアホ丸出しの暗示を懸命にかけてました。効果はないです。でもポジティブになれるからオススメです。
女性客が中心のクリニックで待機するのも辛かろうと旦那とクリニック前で解散し、
ガチガチに緊張しながら受付前のトイレに駆け込みました。
そうだビフォーアフターの写真撮らなきゃ!と慌てて胸の自撮りをしました。
すごい虚しかった。胸の大きさも虚しいですからね。そりゃそうか。
深呼吸を何度もして、大丈夫だと言い聞かせました。
受付のお姉さんたちは物腰柔らかで優しそうな感じでした。ちょっと安心。
前回のお姉さんに治療内容をもう一度説明してもらい、同意書を記入。
今回は、エクリン汗腺に効く浅い部分へのビューホットと、アポクリン汗腺に効くウルセラドライを組み合わせた治療(ペアドライ)をお願いしました。
治療前に支払いも済ませました。
必殺カード払い!クレカという最大の武器のおかげでポイントたくさん貯まりました。ありがとう…
ついに治療室へ
看護師のお姉さんが 治療室に案内してくれました。
3,4ブースくらいの、カーテンで仕切られている部屋でしたね。
促されるままに上半身だけ脱ぎました。下半身はそのまま。
小さい頃プールで使ってた、巻くタイプのタオルを装着します。
数分後看護師のお姉さんが戻ってきて、「ベッドに仰向けになってください」。
ここから、自分の胸に何が起きているのか全く見ないことにしました。
とにかく緊張して、口から心臓が飛び出るかなと思いましたね。
めちゃくちゃ衝撃だったんですが、このとき看護師さんにニオイを確認されました。
いきなり「ニオイ確認しますね」って言われてびっくり…。
「え?!」とちょっとオーバーなリアクションをしてしまった。
ただ、当日は涼しくて、脱ぎやすい服で行った上に生理後だったので、
移動中はほとんど汗をかいていなかったと思います。
ニオイの確認は、ガーゼのようなもので乳首を拭かれて、そのニオイを看護師さんが直接嗅ぐというなんともワイルドなもの。
自分が臭う女だと自覚しているので、地獄のような仕打ちだなと思ったし、心の底から看護師さんに申し訳なかった。
仕事だと割り切ってるかもですけど、すみません…。
看護師さんは至って冷静に「まだニオイのレベルはゼロですね~」と言っていた。
基準が謎だけど、言い方からしてお世辞などではなく本当にそうなんだと思う。
今回希望した治療の内容は?
麻酔をする部分(乳首まわり)にアルコール消毒をしてもらいながら、
看護師さんに、より具体的な説明をしてもらいました。
施術は先に深い方(ビューホット)から当てて、
そのあと浅い方(ウルセラドライ)を当てる。全体で60分かからないくらい。
施術後は冷却をしながら薬の説明をするとのこと。
痛みについての説明は、カウンセリングの際より細かかったですね。
「一般的にこういった超極細の針を刺して汗腺を焼く治療は痛みが僅かであると言われますが、それは脇の施術の場合です」
「胸はより皮膚が薄く、痛みも感じやすいです」
これらは、カウンセリングの時も言われました。胸は痛い、と。
同じことをもう一度言ってくれることが心強かったです。怖かったけど安心できた。
「2種類の痛みがあります。麻酔の痛みは予防接種の痛みと似ていると言われます。」
「針を刺し、薬を入れます。」
「薬が入る痛みは強い傾向があります。」
「麻酔は少しずつ、じわじわと効きます。」
「そして次に針を刺される際の痛みがあります」
「『針を刺す』だけに注目すると、麻酔でかなり軽減をされます。」
「ただ、針を押し込む必要があるため、胸を上からぐっと押しつぶされる圧迫感があります」
この圧迫感に大変苦戦することになります。
あと、「針の熱さを感じた場合はすぐに麻酔を足すので言ってください」と言われました。
正直、この時は半分やけくそになってて「おう何でも耐えたるわ」と思ってました。
麻酔が効かないなんてそんなことないだろうと思ってました。
看護師さん曰く「胸は麻酔が効きにくい場所」らしいです。
確かに、麻酔って聞くとほとんどが皮膚よりもっともっと深い部分の手術で使用されるイメージですもんね。
一通りの説明を受けた後、質問事項はないか最後の確認をされました。
片胸にかかる時間はどれくらいかとか、血は出るかとか。
気になることはまだありましたが、一回質問してしまうと緊張で止まらなくなってしまう気がしたので、全部飲み込んで「腹をくくります」と謎の宣言をしました。
看護師さん苦笑い。
麻酔から始まった
先生が呼ばれて、入ってきました。
「よろしくお願いします」と雰囲気の柔らかそうな人。
男性の医師だったのでめちゃくちゃ恥ずかしかったですね。
いや先生的には女の胸なんて見慣れてるもんだと思いますけどね。
「始めます。まず麻酔から行きますね」と声をかけられました。
「え?もう?いきなり?マジで?」と思ったけど緊張で何も言えませんでしたね。
「ほ、ほお…」みたいな、必殺技を食らう前のモブみたいな唸り声だけが出ました。
しかもさっき腹くくるって言ってなかった?
左胸から治療が始まりました。
どうやっているかは見ませんでした。姿勢を変えないように、と言われていましたし、
何より見たくなかったです。貧相な胸が大変なことになってるわけですからね。
「麻酔しますね」という声のあと、左胸の脇側、乳首から少し離れた部分に麻酔を打たれました。
打たれたというか、針で刺されるチクっとした痛みの後に、その針をグリグリと動かされたような感覚がありました。おそらく麻酔を入れられたんだと思います。
普通に痛いです。 なんとか耐えられるけどまぁ痛いです。
これは思ったよりキツいかも、と歯を食いしばりました。
よしこれで麻酔は終わりかと安堵したのもつかの間。
そのまま胸の少し下、谷間寄りの部分、上部分、と4、5回くらい麻酔をされました。
1回ならなんとか耐えれるけど数回やるとは聞いてなかった。痛い。
そのまま間髪入れず右胸の麻酔に移りました。
左胸と同じように谷間付近、下側、外側、上側、と数回麻酔を打たれました。
左胸は途中から麻酔が少しずつ効いて、後になるにつれて痛みが鈍くなりました。
でも右胸のやり始めは普通に痛くて、体がにぐっと力が入りました。
麻酔ってすごい。
治療も開始
ウルセラ(深いアポクリンに効くやつ)が左胸からスタートしました。
針が長く、深く刺されるのから痛みは強いのかな?という想像でした。
実際は、刺される痛みはもちろん、先端の熱さもありました。
一回くらいなら何とか耐えれるくらいの熱さでした。でも何回もやられるわけですから、勇気出して「ちょっと痛いです」と言うと麻酔を追加してくれました。
いや麻酔も痛いんですけどね マジで
右胸も同様に機械をあてられました。回数的には片側10回くらいでしたね。
右も痛みが強かったので素直に痛いと言い、麻酔を追加してもらいました。
いや麻酔も痛いんですけどね!!!
でもまだ序の口でした。
浅い針(ビューホット)の方が地獄でした。
今考えると、ビューホットはエクリン汗腺に効くためか針が短めかもですね。
なのでしっかり押し付けないと刺さらないんだと思います。
胸を上から指でぐっと押され、機械も上からぎゅっと押し付けられ、針を刺されます。
女性特有の感覚なのか、胸を押されるのってすごく嫌なんですよね。
痛いし、痛いのがわかるから身構えちゃうというか。
針を刺される痛みは麻酔のおかげで全然なかったです。
でも胸を押される痛みがとにかく辛かった…。
しかも、アポクリン腺はどちらかというと限られた部分にしか無いのに比べて、
エクリン腺はサラサラした汗を出すから全身の至る所にある。
つまり刺す回数も刺す範囲も段違いということ。
超しんどかったです(笑)
いっそ殺してくれとすら思いました。ヘタレが高じて。
仰向けで寝てるけど、痛みと衝撃で肩が浮いてきてしまって、
そばに居る看護師さんに何度も励まされました。
「大丈夫ですよ、力抜いてくださいね」「あともう少しですよ、頑張ってください」
ほんとにありがたかったです。 菓子折り渡したいくらい…。
思わず獣のような呻き声が出ました。
スーファミ版ドンキーコングの敵が死ぬ時の声みたいな。
看護師さんは適宜「痛みますか?麻酔追加しますか?」と聞いてくれました。
でも麻酔じゃどうにもならない痛みだってことは分かってたので、
「大丈夫です」と必死で我慢しました。 欠片も大丈夫じゃない。
痛すぎて回数のカウントできてなかったです。
でもウルセラドライの倍くらいはあったと思います。
ちゃんと全部包み隠さないと決めたので書きますけど、泣きました。
恥ずかしいし痛いし辛いし。
でもこれで匂いが無くなるならそれでいいと思って耐えました。
ようやく終了
なんとか終えると先生は退室、その後隣の部屋に入ってまた処置をしていました。
忙しそう。
じたばたしたわけじゃないけど、暴れてごめんなさいという気持ちでいっぱいでした。
ていうか、先生と看護師にやってもらえるのってすごい安心できますね。
先生は退室したけど看護師さんはずっとそばにいて後処理をしてくれました。
処置部分をすぐ保冷剤で冷やしてくれて、そのまま時間をおくように言われます。
皮膚の中が火傷してる状態だから冷やすのがいいみたいです。
この時点でまだ麻酔が効いてるから胸の感覚はあんまりないけど、
なんとなく熱くてジクジクしてるのは分かりました。
保冷剤が冷たくて気持ちよかったです。
そのまま5分くらい放置。そのあと看護師さんが薬を持ってきてくれました。
私を気遣いつつ、薬の使い方や今後についてもう一度教えてくれました。
薬は塗薬が3種類。
それぞれに使うタイミングと塗り方、伸ばし方、注意点がありました。
一度の処置で焼ける汗腺は60%なので、2回目を行う人もいるようですが、
脇に比べると胸で2回目を希望する人は少ないそうです。(2割くらい)
今回焼けた汗腺は、死んだ細胞となり、体から老廃物として排出されるみたいです。
一度焼けた汗腺が再び元気になり、活動を始めることはない、と聞きました。
それを聞いてちょっと安心しました。
全部減らないとしても、確実に少しは効果あるってわけですもんね。
そして帰宅
術後の麻酔は思ってたより大丈夫でした。
クリニックから自宅まで電車乗り継いで1時間半くらいでしたけど、
胸に麻酔をかけられたのが初めてだったせいか、
上半身が変な気分でした。胸部だけが若干ふわふわするような、不思議な感じ。
運動制限とかはありません。固定もない。
3時間くらいで麻酔切れるって言われたけど、時間が経っても痛みはほぼ無いですね。
治療した部分はガーゼを当てられていましたけど、
じくじくと熱くなるようなら冷やすように言われていたので、
普通に家事をやりつつ、テレビみながら保冷剤で冷やしてました。
そんなにじくじくするような熱さは感じなかったけど、
内部が火傷している状態だってことは聞いていたから、
念の為やっといた方がいいかなって思って。
でも特に痛みもなく、車の運転も問題ないし、洗濯も料理もしたけど支障はないです。
時々ぴりつくというか、ガーゼがあるから少し動かし辛いくらい?
あと、家ではブラの位置をよく直すんだけど、それが出来ないのが辛かった
シャワー浴をしてみた
入浴ですが、当日でも湯船に浸からないシャワー浴なら可と言われていました。
処置からは8時間後くらいでしたかね。
ガーゼをとって、そこで初めて処置後の胸を見ました。
思ったよりは酷くなかったです。すごいグロテスクだったらどうしようかと心配もしてましたが、全然です。
よく見ると火傷のあとにできる水ぶくれみたいなのが小さくいくつかあるくらい。
シャワーはしみました。行けるかなとおもったけど普通にしみました。
生理前に胸が張ってるのと似てる感じです。
優しく触れてみると、乳首周りがザラザラしてました。傷がいっぱいあるような。
ただ、目視ではそこまで傷跡は確認できませんでした。
目を引いたのは痣ですね。内出血痕が目立ちます。
温泉とか銭湯は治るまで控えた方がいいかも…。
看護師さんのアドバイス通り、よく泡立てて洗顔の時みたいにして洗いました。
しみる痛みでお湯がかかるたびにビビってました。
シャワーも直接かけると刺激が強いので、上から流すようにしていました。
効果が出てくるのはまだまだ先ですね。
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